山村でも漁村でも田園都市でもなく、
都会のなかで時にはにぎにぎしく、
時には静かな風情が漂うような《下町》
祭りは非日常の集約として
日常とは異なる身振りや泣き笑いを
集団が共有できる機会であった。
そのような祭りをアートを通じて
よみがえらせる試みがこの下町芸術祭である。
地域の魅力を活かしながら、
普段とは異なる〈時間〉や〈空間〉を紡ぎ
体験していくことで
アートそのものの純粋なエネルギーを感受してほしい。
祭りのあとの日常を豊かにすることを願って。